今、伝えたいことがいっぱいあるから

社会人2年目。ときにマジメに。ときに楽しむ。

この程度で「パワハラを受けた」と言ったらだめですか。

 

こんにちは。

新卒2年目社会人のあすかです。

 

 

近年、よく聞くようになった「○○ハラ」という言葉。

 

セクハラ、パワハラ、マタハラ、アルハラモラハラ

 

これらは、すべて「ハラスメント」の種類の一つなんですよね。

「ハラスメント」は相手に対する「嫌がらせ行為」のことで

行動した本人が故意でも、無意識でも

相手が「嫌だ」と感じる行為をしたならば、それはハラスメントになります。

 

中でも最近職場でよく聞くのは

パワハラ」(パワーハラスメント)じゃないでしょうか。

 

 

パワハラって?

 

パワーハラスメントとは、職場での優位性(役職、年次など)を使って

指導などの適切な範囲を超えて精神的または身体的に苦痛を与えることです。

 

 

物理的な暴力はもちろん、物に当たる行為

 

悪口過度な叱責人間性の否定職場の人間関係から故意に外す行為

仕事をさせすぎる、または仕事を与えない、故意に教えない

無視、有給休暇などを適切に与えない、休日出勤の強制

プライベートな情報を聞く人によって態度を変える

 

などの行為も、パワハラに該当します。

 

ここでは、必ずしも「暴力」や「きつい叱責」のみがパワハラではないことを

覚えておいてください。

(上記のうち、太字は私が実際に経験したものです)

 

■この話をしたいと思った理由

 

ハラスメントの問題は、非常にデリケートな問題です。

受けている側の心の傷は、簡単に癒えるものではないし

職場での立場や、人間関係の悪化を案じてなかなか周りにも言い出せない。

 

でも、だからこそ、「無くならない」。

 

 

私は新卒1年目に、職場でパワハラを経験しました。

 

 

当時は本当につらくて、つらくて、

職場のトイレで泣いていました。

 

帰りがけに嫌なことを言われたら

平然とした顔で職場を出て、同期と笑って駅まで行ったけど

そのあと、約2時間、駅のトイレから出られなくなりました。

涙が止まらなくて。

 

 

でもその時、ずっと言えなかった。

 

 

 

その理由は、

 

「こんなことで泣いているのは甘えなんじゃないだろうか」

パワハラを受けたなんて大袈裟なのかも」

 

なんて考えてしまったから。

 

 

そんなふうに考えて自分を追い詰めていた時は、本当に辛かったです。

なので、同じようにパワハラに悩む方に届けたくて

この話を書くことに決めました。

 

 

■この程度で「パワハラを受けた」と言ったらだめですか。

 

パワハラを受けたと感じたけど

 「もしかしたら自分は大袈裟で、被害妄想が激しいのかも」

なんて考えている方はいませんか?

 

そういう方がいたら、真っ先に伝えたい言葉があります。

 

 

「あなた自身が今、つらくて、苦しくて

受けている行為をパワハラだと感じたなら、

それはもうパワハラです。

あなたは、大袈裟でも被害妄想が激しいわけでもありません。」

 

 

実際に体験した身として

強く、そう伝えたいです。

 

 

パワハラなんて言い過ぎかなあ?」なんて不安に思う必要はないんです。

はっきりと「パワハラを受けています」と伝えて大丈夫です。

 

 

 

 

 

■もちろんあなたのためを想って、という場合もあります

 

「正当な指導」というと、とても曖昧なものに感じますが

 

とくに「叱責」については

「想いやり」の気持ちでしっかり叱ってくれている場合もあります。

 

私も

「もしかしたら私のためを想って言ってくれているのかも」

と考えたことが何度もあります。

 

ただ、叱られるというのは気持ちの良いものではないので

その中で相手の心情を汲み取り、想いを受け止めるというのは

とても困難です。

 

「悪意は感じないけどつらい」

なんて場合は、一度向き合ってみるのもいいのかもしれません。

 

 

 

■人に頼ることは怖いことではない

 

ここからは、私の体験談になりますが

私は、パワハラを受けて駅のトイレから出られなくなった日に

「このままでは自分がダメになる」

と強く感じました。

 

そこで、人に頼ることを決めました。

 

まずは、家族。

トイレから出られなくなり、帰れないので

泣きながら母に電話しました。

車ですぐに迎えに来てくれ、車の中で職場でのパワハラのことを話しました。

 

 

次に職場の信頼できる上司。

「相談があります」と言ったら、

業務中にもかかわらず、私のただならぬ雰囲気に

しっかり時間をとって話を聞いてくれました。

 

 

次に彼氏や、友達。

彼氏は、話を聞くや否や、その場でAmazonボイスレコーダーを買って

私の家に送ってくれました。

(これにはびっくり。ただ、言葉の暴力などを記録するのに有用です。会社の相談窓口への相談、人事部への異動願いを出す際に証拠になると考えました。⇨実際には、私は使う勇気が持てなかったのですが…)

 

友達も、話を親身になって聞いてくれました。

 

誰かに頼ることで

具体的な解決策が浮かんだり、心が楽になったり

「逃げかた」だってわかるはず。

 

もしも、ひとりで悩んでいる方がいたら

できる範囲で構いませんので

どうか周りの人に助けを求めてみてください。

 

そして、その時には

パワハラを受けています」と言っていいはずです。

 

(自分自身が人に言いたくない、言うのが苦しい、という場合はこの限りではありません。自分の気持ちを一番大切にしてあげてください。)

 

 

 

いつか、私の具体的な実体験も、書いてみようと思っています。

少しでも、パワハラに悩む方の助けになれれば嬉しいです。

 

 

 

 

あすか