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【読書ログ】『愛するということ』が深かった。

こんにちは、あすかです!

今日は読書ログです。

 

「恋愛」って

人類の永遠のテーマだなあ。と思うこの頃。

 

 

そして、人恋しくなるこの時期。

 

今回は、そんな今にぴったりなおすすめ本をご紹介します。

 

 

■  □  ■

 

 

かなりネタバレを含む、感想文のような紹介なので

ネタバレが苦手な方はごめんなさい。

 

おすすめ本はこちら!

『愛するということ』エーリヒ・フロム紀伊國屋書店(新訳版)

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『愛するということ』紀伊國屋書店(新訳版)


これこそが愛をめぐる、高尚で真面目な議論。

そう言われて、やたら納得してしまう本です。

 

この本を読もうと思ったきっかけ

これはとってもシンプルで、

「愛するってなんだろうな」「私にもできるのかな」

って考えたからです。

 

考えていく中で、「じゃあ、ちょっと真剣に議論してみようじゃないか!」

 と思い立ちました。 

 

『愛するということ』

 

 この本は、「愛」を感情だけで語る本ではありません。


愛について語るために

市場主義と労働市場

資本主義原理と愛の原理。

母性愛や父性愛。

 

すっごく考えることがあった!!

 

 

現代社会に蔓延る様々な問題や考え方、人々の無意識の中までを、ここまで深く考えたりすることも無かったから勉強になったと思います。

 


猛烈に深いと感じたのは、

「自分は将来も現在と同じだろう、したがって自分が予想しているとおりに感じ、行動するだろう」

という考え方。

 

これは、

「自分という人間は、

今も未来も変わることはない。

だから、未来の自分も、今の自分が予想した通りに行動する。

だから、自分を信じよう。」

という意味です。

 

誰かを愛するということは

その誰かに対して「約束」すること。

あなたをずっと愛する、と。

 

この言葉の深いところは、”今”だけじゃないということです。

「今もこの先も、自分という人間はあなたという人間を愛し続けます」

という決意表明です。

 

 

私が一番、この本の中で好きな言葉は

「誰かを愛するというのはたんなる激しい感情ではない。それは決意であり決断であり、約束である。」

なのですが、さっきの考え方はこの言葉に強く関係している気がします。

 

「愛してる」という言葉は

感情が真っ先に伝わっていい言葉なのですが

ただ感情のままにその言葉を使うのではなく

その言葉の裏にはいつも、自分自身の決意や、決断を含んでいたいです。

 

そして、その言葉を口にする時は

伝える相手に、こう約束するつもりでいたいです。

「今もこの先の未来も、自分という人間はあなたを愛し続けると約束します」

 

「愛する」って

そういう、ある意味、とんでもなく重量感がある行為なんだろうな。

 

この本を読んで、しみじみと・・・そう感じました。

 

 

それと、自分自身に信念を持つ、ということは

「愛」を実践する以外にも役に立つと思います。


自分に対して信念を持ち自分自身を信じることが出来なければ

決して他人に約束なんて出来ない。

自分を信じて初めて、他人に約束が出来る。

 

これはとても深い言葉。

 どんな人に対しても

しっかり約束するために

誠実であるために

自分をまず信じていようと思います。

 

 

 

『愛とは全面的に自分を委ねる、信念の行為である』

 

 

 


何度でも読み返す価値のある本です。

 

 

あすか