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【奨学金】240万円の借金を抱えて社会に出ました。

こんにちは、新卒2年目社会人のあすかです。

 

今日はちょっと真面目に奨学金の話。

 

隠そうとせず、あえて公開することで

これから奨学金を借りようか迷っている学生、ご両親や

同じように返済をしている社会人の方の参考になればと思っています。

現在、絶賛返済中の私の体験談を中心にお話していきます。

 

■私の奨学金について

私は、大学生の時に奨学金を借りていました。

毎月5万円を4年間に渡って借りていたので

借入額の合計は240万円です。

 

奨学金には、無利子のものと、有利子のものがあることは有名ですが

私は有利子のものだったので、借りた金額に加えて、

利息も支払って行かなければなりません。

(ただ、2020年卒の私は、幸いなことに利子があまり高くありませんでした)

 

奨学金の返済

奨学金の返済は、卒業の翌年10月からスタートします。

単純に借入期間を考えると、毎月5万円を返済しても4年かかる金額。

でも、社会に出たばかりの人が毎月5万円も支払っていたら

大半の人は生活ができません。

(新卒の手取りは大体15〜18万円ほど)

そのため、基本的には返済額を抑えて15年、20年という長い期間をかけて

支払っていきます。

 

私の場合は、毎月約14,000円の返済で、

それを毎月、15年かけて返済することになりました。

(きつい・・・)

 

借入額が多い人ほど、毎月の返済額も上がります。

ここでは、「240万円借りたら、毎月14,000円」

という数字のみ、参考にしてください。

 

 

■実際に1年目を終えてみた感想

4月から10月までは、返済猶予期間ですので

2021年6月現在、返済期間としてはまだ1年経っていないのですが・・・

 

一言で表現するなら

「つらい」

の一言に尽きると感じています。

 

正直、毎月の返済金額だけで考えると

社会人として会社で働き、毎月給与を受け取っていれば

「あれ、思ったより余裕かも?」

なんて思うのです。

 

でもそうじゃない。

私が本当につらいと感じているのは

『通帳やお財布の中のお金も、自分のお金だと思えない』こと

そして

『いくら貯金をしても、「負債を抱えている」という負い目を感じ続けている』こと

です。

 

周りの奨学金を借りていない友人が、給与を貯金すると

「資産がプラスになった」ということなのに

 

私はその倍節約して、もっと貯金したとしても 

「総資産はマイナス、私のお金は借金しかない」と感じるのです。

 

自分には到底追いつけない240万円という金額に

常に追われています。

そして、その金額を越えるまで、ずっと

「資産が全くない」不安に駆られ続けると思います。

節約をしてお財布にお金があっても

好きなものにお金を使うのを躊躇ってしまいます。

なぜなら、「これは借りたお金」という考えがよぎってしまうから。

 

あまりにも不安がりすぎ、とは自分でも思いますが

どれだけ考えても、忘れようとしても

逃れられない。

 

いつまでも、お金がない、という感覚。

人よりも劣っているという感覚。

馬鹿らしいとはわかっているのにその気持ちが拭えない。

この気持ちが一番つらいです。

 

 

人間は、自分の財産を遥かに上回る借金に追われると

こういう気持ちになるのですね。

 

 

■これからのこと

私の場合は、何よりもまず安心したいので

奨学金の金額以上の貯金をする」ことだと考えています。

 

ただここで大事なのは

私はあくまで「早期返済」を望んでいるわけではないことです。

利息が少ないのも大きいですが、奨学金を返済することよりも

万が一の時に備えて自分の「生活防衛費」を確実に持つことが重要だと考えているからです。

 

「もしも今、職を失っても奨学金は滞りなく返済できるんだ」

という気持ちが大切なのであって

解放にはそこまでこだわっていません。

(「借りられるものは、借りておけ」精神も、生活を守るためには役に立ちます)

 

むしろ、貯金を使い果たしてまで

無理に返済する方が危険だと感じます

いつ何が起こるかわからない世の中です。

万が一に備えて自分の身を守るお金は重要です。

 

 

 

■最後に

日本には、私と同じように奨学金を借りている人が大勢いると思います。

そしてきっと不安な気持ちになる人も多いはずです。

 

これから社会人になる、という方は

まずは

・学生時代に少しでも貯金をしておくこと

・返済猶予期間の入社1年目4〜9月にしっかり貯金をすること

この2つを徹底することをおすすめします。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

長い長い奨学金返済を一緒に乗り越えて行きましょう・・・。

 

 

あすか