日本の転勤制度に異議を唱えよう。①
こんにちは、あすかです。
今日は、タイトルの通りの内容なのですが
日本の転勤制度、みなさんはどう思いますか?
私は、はっきり言って「今の時代に全くそぐわない制度」だと思っています。
私の会社も転勤の多い会社ではあるので、自分の経験や周囲の社員を見てきた経験を生かしてお話したいと思います。
■転勤って本当に社員のための制度なの?
社内でよく聞く転勤理由の一つに、
「ジョブローテーション」というものがあります。
「ジョブローテーション」とは、社員の能力向上を目的として、定期的に異動させる人材育成制度のようなもので、
会社の意図を簡単に言うならば、「いろんな仕事を経験させてスキルアップして会社に貢献してちょうだいね」ということです。
異動は、会社の規模によっても異なりますが、半年〜数年のスパンで、県内〜日本全国、はたまた海外まで幅広く行われます。
これ、一見すると社員をちゃんと育成してくれるいい企業のように(就活では少なくとも)見えるのですが、実際はどうでしょうか。
20代〜50代の働き盛りの時期というのは、多くの人が結婚や妊娠、出産、車購入、マイホーム購入などのイベントを迎える時期です。
仕事がどれだけ充実していても、同時平行で「生活」が営まれるのです。
そんな中で転勤を繰り返すということは、大きな負担になります。
「引っ越しの負担が大きい」「土地に慣れない」「妻子がいるのに単身赴任」「夫の転勤で仕事の退職に追い込まれる」「専業主婦が辛い」「友達ができない」「親戚に会えない」「妊娠中に転勤が決まり、産院を探せない」「転勤についてきたら無職になって保育園に入れずいつまでも働けない」「共働きが難しく、収入が減ってつらい」
私も上記のような、本当に多くの苦痛の声を耳にしてきました。
「自分の転勤のために、家族との生活を諦める」
「配偶者の転勤のために、仕事を諦める」
そんな人が、日本には沢山います。
「家族と過ごしたいけど、仕事をしなければ生きていけない。」
そんな思いを抱えた人が沢山います。
人材育成とは、社員の会社での能力向上のためにあります。
でも、それは結果的には会社のためであって社員のためではないのではないでしょうか。
会社は、社員に「この会社で活躍してほしいから」転勤させるのです。
「人生をより健やかで豊かで幸福にしてほしいから」転勤させるのではありません。
会社の都合のために、社員の生活を脅かしているように、私には見えてしまうのです。
もちろん、苦にならない人や、キャリアアップを第一に考える人にとっては魅力的な制度になります。
でも、望まない社員にも転勤を強いるのが日本の制度なのです。
そして多くの場合、辞令には逆らえません。
「家族との生活、配偶者の仕事と収入を犠牲にしてまで、働くことを強いられる人がいる」
これは、本当に社員のための制度であると言えますか?
私は、そうは思えないのです。
会社には、会社の事情があることも承知しています。
それでも、この制度はやはり社員のための制度ではないと感じています。
転勤で辛い経験をされた方・逆に良い経験をされた方がいましたら、教えてくださると嬉しいです。
今日はここまでとなりますが
続編で②も近日中に書く予定ですので、ご興味を持ってくださった方がいればぜひ、読んでいただけると嬉しいです。
宜しくお願いします!
あすか
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